むずかしげなFRBって、なんだろう?


FRBがアメリカ国内で果たしている役割

テレビのニュースでよくアメリカのFRBの議長の声明が取り上げられていますが、そもそもFRBはアメリカ国内でどのような役割を果たしているのか、日本に住んでいる私たちにはよくわからないことがありますよね。実際にFRBはどのような役割を担っているのでしょうか。

FRBとは「連邦準備制度理事会」という正式名称となっているように、アメリカの経済における指標を定めるための最高意思決定機関であり、アメリカ国内の金融政策を決定し実施するところです。FRBはアメリカにおける金融政策の最高意思決定会合である「連邦公開市場委員会」を年に8回開催し、景気情勢に影響のある公定歩合などの利率を決定することになっています。

よくニュースで登場する議長はFRBの最高責任者です。その他にも7名の理事(任期は14年)がいて、その理事の中から大統領の指名やアメリカ議会上院の承認を経た上でメンバーが決定されるようになっています。構成員に当時の政権の影響が及ぶようになっているのです。そのため政権与党が交代した場合、金融政策が180度転換することもありえるのです。

そもそもアメリカの金融政策では、連邦準備制度に基づいて全国に12の連邦準備区があり、各区にそれぞれ連邦準備銀行が1行ずつ設けられて、それぞれに紙幣の発行などを行っています。その12の連邦準備銀行を統括しているのがFRBです。特定の地域が通貨量を増やしたり減らしたりがないよう、国家としてコントロールすること、それがFRBが果たしている一番大きな役割なのです。